特別国会で行われる総理大臣指名選挙を巡り、立憲民主党の野田代表と日本維新の会の馬場代表が会談した。党首会談はきょう午前、国会内で両党の幹事長らを交えて行われた。会談では今回の衆議院選挙で自民党と公明党両党が過半数を下回ったことを受けて、野田代表が政権を変える大きなチャンスだとして特別国会で行われる総理大臣指名選挙で決選投票になった場合は自身へ投票するよう協力を求めた。これに対し馬場代表は持ち帰って検討する考えを伝え、引き続き両党間で協議することになった。野田代表は午後には共産党の田村委員長とも会談し自身への投票を呼びかけることにしている。また国民民主党はけさ役員会を開き、総理大臣指名選挙では決選投票になった場合も含め玉木代表に投票する方針を了承した。一方、自民党と公明党両党は石破総理大臣のもと連立政権を維持して経済対策をはじめとした政策を着実に進めるため、野党と具体的な協議を行う場を設けたい考え。どの党に呼びかけるかなど近く幹部らが調整することにしていて、国民民主党が軸になるものとみられる。自民党から政策協議の打診があった場合の対応について玉木代表は「国民が求めている政策はぜひ実現したいので、政策協議には要請があれば当然応じたい」とした。