大の里「今度は全勝優勝を」、8年ぶり日本出身横綱誕生確実。小林信也に大の里のウラ話を聞く。きのう千秋楽を迎えた大相撲夏場所。横綱・豊昇龍に敗れ全勝優勝は逃したが2場所連続で優勝。横綱昇進が確実となった。初土俵から13場所での横綱昇進は同じ石川県出身、輪島の記録、21場所を大きく塗り替える。師匠の二所ノ関親方、元横綱・稀勢の里の引退後6年不在だった日本出身横綱が誕生することになる。優勝を決めた13日目、琴櫻との大関対決では圧倒的な強さを見せつけた。大の里の素顔は、部屋がある茨城県阿見町を取材すると役場に大の里優勝の垂れ幕。大の里が通うそば店、つけ蕎麦安曇野。いつも注文するのは蕎麦1.2キロとカツ丼大盛り、天ぷら。常連の中華料理きらく。店の従業員や客とも気さくに触れ合っている。大の里は「15日間楽しんで相撲をとることができた。全勝優勝を達成できるように、次に向けて頑張りたい」などと話した。きょうの横綱審議委員会、あさっての番付編成会議、臨時理事会を経て横綱・大の里が誕生する。