環境省は有機フッ素化合物「PFAS」について、規制を強化する水質基準の対象とする方針を固めた。水道事業者などに定期的な水質検査の実施やPFASの濃度が基準を超えた場合に改善が義務づけられる。浅尾環境相は「来春をめどに方向性を取りまとめていきたい」と述べた。基準となる数値はこれまでの暫定目標値と同じでPFASの一種「PFOS」と「PFOA」が水道水1Lあたりの合計で50ナノグラムまでとする。水道事業社が検査に向けた準備をする期間が必要であるとして、再来年の春からの施行を目指す。また「専用水道」で調査対象期間が終了後の報告を含め44件で暫定目標値を超えていたと発表。