AI相場に異変?データセンター巨額投資について岸解説委員が解説。AIに欠かせないデータセンターという設備は電力使用量や騒音など課題も指摘され、来月のアメリカの中間選挙でも争点となっている。日経平均株価は今年前半期待から大きく上昇していたが10月15日3300円余の下落して過去3番目の下げ幅となった。中東情勢の悪化で原油価格上昇などの複数要因が重なったこともある。注目されているアメリカのコアウィーブはアメリカを中心にデータセンターを50か所余り運営し貸し出していて、市場ではこの会社の財務面での懸念が注目されている。ファンドなどから融資・社債を受け資金を賄い業績はことし4~6月までの打ち上げ高は25億7500万ドルで前年の同時期比2倍以上だが最終利益は6億2000万ドルの赤字で利息の支払いだけで売り上げの4分の1に達しており、社債価格が急落の“コアウィーブ・ショック”ともされる。スマホなどで使用するAIのために高性能な半導体が組み込まれたサーバーやデータセンターが必要、そのため巨大IT企業がこぞって建設している。証券会社の試算によればアメリカの巨大IT5社は設備投資額が増加傾向で今年は1兆ドルが見込まれる。市場関係者は多くがデータセンター向けと見ていて資金を借入で調達するケースが増えていると指摘、AI関連企業の事業持続可能性や巨額投資へ改めて懸念が強まり日本でも株価下落に繋がった。相次ぐサイバー攻撃ではAIが悪用されていると指摘があるが一部市場関係者からは大手金融機関が大規模攻撃を受け金融システムに支障がでることが懸念され社会全体でAI開発規制が強化の議論が高まる可能性があるとの指摘もある。一方で一部市場関係者の見方は過程、コアウイーブは巨大IT企業より小さく影響が少ないのでは、AI・半導体への投資は順調との見方もあり、日本では人手不足の中工場などの製造現場でロボットなどのフィジカルAI活用が進むことも期待される。
