来週の米中首脳会談を前に、米国が中国にホルムズ開放へ協力を要請している。一方中国の最優先課題は台湾問題とみられている。両国の落としどころはどこにあるのか。AFP通信はトランプ大統領が先月7日に「中国がイランを交渉の席につかせ2週間の停戦合意に導いた」との考えを示しており、中国の対応が重要だと認めている。またその上で「習主席は石油を必要としている」と主張。中国はイラン産原油輸出の約9割を買い入れており、制裁下にあるイランにとって資金面の生命線となっている。アメリカがホルムズ海峡を封鎖したことでイランの原油輸出量は80%以上減少しており、ルビオ国務長官は海峡の封鎖によって中国経済も損害を被っていると主張。昨日王毅外相はホルムズ海峡について、関係当事国に国際社会の呼びかけに応じることを期待すると話したうえで、中東の平和と平穏の回復において役割を果たす用意があると前向きな姿勢を示した。中国は世界最大規模の石油備蓄と風力・太陽光発電を誇り、他のアジア諸国よりもエネルギー危機の影響を受けにくく、また米軍が軍事力を中東に投入していることでインド太平洋地域が手薄になっていることが懸念されており、中東情勢は中国の“漁夫の利”になるかもしれないとも考えられている。
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