授賞式はオスロ市庁舎で行われる。被団協のメンバーは宿泊先のホテルで、先ほど全員で記念撮影を行ったという。代表団の中には持病を抱え、体調が心配な方もいたが、こちらに到着してからは記者会見や式のリハーサルなど細かいスケジュールをこなしてきた。昨日会見した田中煕巳代表委員は「受賞があと10年早かったら」と亡くなった被爆者たちに思いを馳せた。代表団の中には先人たちの遺影をそっと胸ポケットにしのばせて式に出席するという方もいた。来年、戦後80年を迎え、被爆者も高齢化する中、広島と長崎は特別な思いで今日の日を迎えた。