政治部・小嶋章史のスタジオ解説。1回目の投票と決選投票で逆転するという自民党の歴史の中でも劇的な選挙。逆転は12年前に安倍元総理と石破氏が争った総裁選以来で、自民党結党以来でも3回目。石破新総裁は当選12回。29歳で政界入り。2002年に小泉内閣で初入閣。防衛大臣、自民党幹事長などを歴任。ラーメン、鉄道好き。1回目の投票は高市氏がトップだったが、決選投票は石破氏が逆転。注目は国会議員の票の動向。当初は派閥なき総裁選と言われていたが、最終盤になってくると派閥なき?となった。派閥にそもそも属してない人が決選投票に残ったということは派閥なき総裁選ともいえるが、決選投票に向けて最終盤、急速に旧派閥の動きが活発になった。結局、派閥の影響力は一定程度残ったのではないか。石破氏は政党法の制定は急務で、政策活動費は廃止も選択肢。次の選挙で不記載議員を公認するか、党の選対本部で議論して総裁が判断。来月1日の臨時国会で総理大臣指名選挙、組閣。今後の政権運営の最大の焦点は衆院の解散、総選挙。