国会記者会館から中継。自民党は次の衆院選で非公認とする裏金議員の基準を示しているが、野党側は聴き取りを行わないまま公認を与えるのかと石破総理に迫った。立憲民主党・田名部匡代参院幹事長の「まさか当選の可能性のあるなしで判断されることはないと思うが、説明責任が果たされているかは誰が何をもって判断するのか」という問いに対し石破総理は「最終的な公認権者は総裁である私であり、不記載があった議員については、引き続き適切な方法で地元の理解が得られているかなどを判断する」などと答えた。石破総理は裏金議員に対し追加で聴き取りを行うかについては言及を避け、公認については「各選挙区の事情、当選の可能性などを踏まえ、適切に判断していく」考えをあらためて示した。自民党は収支報告書への不記載をめぐり、重い処分を受けている西村元経済産業大臣や萩生田元政調会長など少なくとも6人を非公認とする方針。また、きのう、森山幹事長は「全く当選の見込みのない人を公認することは避けなければいけない」と話していて、党関係者によると、非公認となる議員は10人以上になる見通し。衆議院は、あす解散し、事実上、選挙戦が始まるため、石破総理は地元の意向や党による情勢調査の結果を踏まえ、あすまでに公認を最終判断する考え。