下北沢成徳高校バレーボール部・荻野明花さんの練習に密着。明花さんの武器は高い打点から打ち込む強烈なスパイク。最高到達点は305cm、スパイクスピードは87km/h。課題はスパイク決定率。今年1月の東京私立高等学校男女バレーボール選手権大会・準決勝。八王子実践高校を相手にスパイクを決められず、準決勝で敗退。そこで手を差し伸べたのが引退した3年生・イェーモン ミャさん。SVリーグの練習に参加しつつ、新チームの練習を見守っている。ジャンプの高さはあるが、球の回転が課題。ボールの下に親指がくる打ち方だと、レシーブをはじくようなスパイクが打てるという。徹底的にスパイク練習をする明花さん。コツをつかんだ様子だった。練習後の夕食を作ったのは明花さんの母・荻野由香理さん。下北沢成徳高校では保護者が持ち回りで食事当番をしている。理想のキャプテン像について、明花さんは言葉だけでなく、行動でチームのモチベーションを上げるキャプテンになりたいと話した。2月4日、新人戦優勝に向けて毎日行っている練習が1・2年生vs3年生の練習試合。3年生が卒業するまでに50セット行う。4日間・合計12セットで0勝12敗。気迫が足りないことを見過ごしている明花さんに喝を入れたイェーモン ミャさん。キャプテンとしてのあるべき姿を伝えたかったという。新人戦まであと1日、1・2年生は劣勢だったが、チームメイトを鼓舞する明花さん。迎えた大会当日。決勝の相手は八王子実践高校。