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「田谷昂大さん」 のテレビ露出情報

能登半島地震の発生からまもなく1年。被災地には今も崩れた建物が残るなど復興には長い時間がかかると見られている。そうした中で伝統工芸の輪島塗。こちらも工房や職人が被災して大きな打撃を受けたが、本格的な生産の再開に向けた動きも活発化している。ふるさとの誇りを守りたいと歩みを進める漆器店の若手経営者の1年を追った。先月、輪島市に2台のトレーラーハウスが到着した。調達したのは田谷昂大さん33歳。老舗の漆器店の経営者。職人を束ね、輪島塗の生産販売を取りしきる役割の漆器店。田谷さんはここを新たな拠点にしたいと考えていた。1月、能登半島地震は輪島塗の店や工房に大きな被害をもたらした。田谷さんの漆器店は倒壊。機械や道具が壊れ、職人たちは仕事ができなくなった。先行きが見えない絶望的な状況。それでも田谷さんは生活の糧を失った職人を支えることを考えていた。まず始めたのは被害を免れた商品の確保だった。壊れていない輪島塗を売り、少しでも収入を得てもらうため。店が大切に守り続けてきた皿もそのままの姿で見つかった。僅かでも前向きな気持ちを取り戻せた瞬間だった。生産再開の道筋を探っていた3月。田谷さんは被災地を応援する東京のイベントに参加する。店から無事に取り出せた商品を販売。共に参加した職人には磨き上げてきた熟練の技を披露してもらい、輪島塗を必ず立て直すとアピールした。また前を向ける。田谷さんは少しずつ手応えを感じていた。
しかし9月。能登は再び大きな災害に見舞われた。記録的な豪雨で多くの職人が被災した。ここでは仕事の再開のために整備した小さな作業場が使えなくなった。たび重なる災害に翻弄される職人たち。田谷さんは安心して仕事をしてもらえる場が一刻も早く必要だと痛感した。そんな思いで田谷さんが仕掛けたのはトレーラーハウスを活用した工房。クラウドファンディングなど多方面からの寄付も集めて資金を確保。以前のように職人が同じ場所に集まって作業ができるスペースにしている。輪島塗を守りたいともがいた田谷さんの1年。まずはこの工房を本格的な生産再開への足がかりにしたいと考えている。田谷さんが準備を進めているトレーラーハウスの工房は、来年春ごろの開業を予定している。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月16日放送 7:00 - 7:45 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(特集)
能登半島地震の発生からまもなく1年。被災地には今も崩れた建物が残るなど復興には長い時間がかかると見られている。そうした中で伝統工芸の輪島塗。こちらも工房や職人が被災して大きな打撃を受けたが、本格的な生産の再開に向けた動きも活発化している。ふるさとの誇りを守りたいと歩みを進める漆器店の若手経営者の1年を追った。先月、輪島市に2台のトレーラーハウスが到着した。調[…続きを読む]

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