富士山の初冠雪は山頂から約40キロ離れた甲府地方気象台から職員が目視で積雪の状況を確認し発表している。今朝6時ごろ、富士山の山頂付近に雪が積もっているのを確認し、気象台は初冠雪を発表。今年の初冠雪は平年より21日遅く、統計開始以降最も遅かった去年より15日早い観測となった。ふもとの富士吉田市でも今朝、山頂付近に雪が積もっているのが確認され「初雪化粧宣言」を発表。これは気象台が発表する初冠雪とは別に観光PRなどを目的に富士吉田市が2006年から独自に発表している。今年の「初雪化粧宣言」は去年より14日早く、去年までの平均の10月5日より18日遅い。富士山の山頂付近にはきのうから雨雲がかかり、きょうにかけて氷点下の冷え込みで標高の高いところで雪になったとみられる。富士山はこれから本格的な雪化粧の時期を迎える。