ノーベル平和賞の受賞が決まった日本被団協。広島や長崎の被爆者などで構成する全国組織。1956年の結成以来、68年にわたり被爆者の苦しみや核廃絶を一貫して世界に発信。ノーベル委員会は、「核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきた」と評価。「日本被団協をはじめとする被爆者代表の並々ならぬ努力が、核兵器使用のタブーの確立に大きく貢献した」と強調している。日本のノーベル平和賞の受賞は、1974年の佐藤栄作元総理大臣以来、2度目。国連のグテーレス事務総長は、日本被団協の受賞を祝うコメントを発表。