福森さんは日本航空高校石川に通い野球部に所属していたが、祖母の自宅に帰省中に被災し七尾市の避難所で生活していた。高校も被災し授業も野球もできないため、家族と離れ山梨県内の系列高校へ移り学校生活を続けることを決断。ピッチャーとして今年3月に行われるセンバツ高校野球への出場を目指している。今月14日に出会った際も1人で練習を続けていた。その福森さんを見守ってきたのが祖母。福森さんは野球で頑張る自分の姿を見せたいという思いを胸に、祖母と別れの挨拶をした。最後まで孫の体を思い涙を浮かべた祖母。孫が戻ってきた時に、手料理をお腹いっぱい食べさせてあげたいなどと話した。一方、未だに学校再開の目途が立たない輪島市では、市内約260人の中学生が白山市の施設へ昨日から約2ヶ月間の集団避難をした。