和歌山・白浜町でジャイアントパンダ4頭を乗せたトラックがこれから中国に向けて出発する。返還されたのはメスの良浜とその子どもたちの結浜などの4頭。4頭のいなくなった展示施設にはきょうもファンが訪れていた。和歌山にパンダが来たのは31年前。これまでに生まれ育ったパンダは17頭にのぼる。名前に浜の字がつけられることから浜家と呼ばれ親しまれてきた。良浜は白浜で初めて生まれたパンダでこれまで10頭の子どもを生み育ててきた。2016年に生まれた結浜は、頭の上のトンガリがチャームポイント。出生児の体重が75グラムともっとも小さく誕生したのが彩浜。末っ子の楓浜はお転婆で愛らしい姿でファンの心を鷲掴みにしてきた。5年前から浜家に夢中な垣口さん夫妻。週末には毎週のように来園し、撮影した様子を動画投稿サイトにあげてきた。特に思い入れがあるのが良浜と楓浜の親子の様子で、仲睦まじい姿に心を動かされたという。
長年パンダの飼育に関わってきたスタッフにも別れが。飼育チームのリーダーの品川友花さんは、飼育に携わって13年。7頭の出産に立ち会った。品川友花さんは、良浜の母としての成長とともに自分も飼育員として成長させてくれた存在、などと語っていた。今日の午後、関西空港での最後の見送りには品川産の姿も。専用の飛行機が中国・成都に向けて動き始めた。これで国内で飼育されているジャイアントパンダは東京・上野動物園の2頭だけになった。
長年パンダの飼育に関わってきたスタッフにも別れが。飼育チームのリーダーの品川友花さんは、飼育に携わって13年。7頭の出産に立ち会った。品川友花さんは、良浜の母としての成長とともに自分も飼育員として成長させてくれた存在、などと語っていた。今日の午後、関西空港での最後の見送りには品川産の姿も。専用の飛行機が中国・成都に向けて動き始めた。これで国内で飼育されているジャイアントパンダは東京・上野動物園の2頭だけになった。