和歌山・白浜町のアドベンチャーワールドのパンダ全4頭が中国に返還された。アドベンチャーワールドは1994年、世界で初めて中国と共同でジャイアントパンダの繁殖研究を実施し31年間で合計17頭の赤ちゃんパンダが生まれた。おととい午前9時前、パンダ最後の日。開演前に出来た行列は約1400人。そのため開演時間を1時間前倒ししてオープン。来場者達はパンダの元へ。そこに気になる人が。パンダファン歴4年の延原さん。毎週、車で片道約1時間かけて通い続けパンダの姿をSNSに投稿しファンの間では知られた存在。元々はパンダ好きではなかったが、個性に惹かれるようになった。開園直後から涙が堪えられない近藤さん。実は結浜の名付け親の1人。2016年の名前公募で結浜と応募し決定。園に招待されて幼い結浜に初対面し心を鷲掴みされた。また子育ての悩みを聞いてもらい心の支えになったという結浜の支え。日本で会える最後の日。近藤さんは約8時間、結浜のそばにいた。東京から毎月通った浜家パンダ撮影歴17年の松田さん。白浜町一古い温泉旅館・柳屋で個展を開催。17年で約50万枚を撮影。自費で写真集30冊を作製するほど白浜のパンダを愛してきた。最後の時、松田さんはカメラ目線の写真を狙う。なんとか4頭のカメラ目線に成功した。そして昨日、中国へ返還された4頭のパンダ。パンダゼロの白浜町に変化が。