参議院選挙が今日公示された。各党党首が第一声を上げている。給付を公約に掲げ、賃上げによる物価高の克服を訴える与党に対し、野党は消費税減税や廃止などを主張した。物価高対策や社会保障が主な争点となる中、参院選は国の基本姿勢も論点となる。今回の参院選は定数248議席のうち改選・非改選の欠員補充計125議席を巡って争われる。与党は非改選と合わせ、過半数の議席獲得を勝敗ラインに設定していて、与党側が50議席以上を獲得し過半数を維持できるか。野党側がそれを阻止するかが焦点となる。与党はこの目標を下回ると衆参両院で”少数与党”となることもあり、事実上の”政権選択選挙”と指摘する声も上がる。