天皇皇后両陛下は8日間の英国公式訪問を終え、午後6時ごろ、政府専用機で羽田空港に到着し、秋篠宮ご夫妻らの出迎えに笑顔を見せられた。国賓としての英国訪問は昭和、平成、令和と3代続くもので、両陛下は馬車パレードや晩さん会などの歓迎行事に臨み、チャールズ国王夫妻ら長く親交のある王室の人たちと旧交を温められた。最先端の研究施設や子どものための博物館などを訪れ、若い世代と積極的に交流を重ね、天皇陛下はスピーチで、人と人とのつながりが大切であるとの思いを繰り返し述べられていた。訪問の最終日には、かつて留学していたオックスフォードを初めてお2人で訪れ、恩師らと再会したほか、陛下が生活していた寮の部屋などゆかりの場所を巡られた。両陛下は心温まる充実した滞在になったと振り返り、初めて国賓として英国を訪れ、大変思い出深い訪問となったと感想を寄せられた。