戦国時代末期、北東北で勢力を伸ばした南部家が、豊臣政権とどのように関係を深めたかを示す古文書を展示する企画展が開かれている。盛岡市の「もりおか歴史文化館」で開かれている企画展では、南部家と豊臣秀吉などとのやりとりを示す古文書、16点が展示。南部家は、豊臣秀吉が北条氏を滅ぼした「小田原攻め」があった1590年までに豊臣政権にしたがった。それ以前の1586年、秀吉が南部家当主の南部信直にあてた書状には、信直が秀吉の信頼の厚い前田利家に内々にした相談事が秀吉に伝えられたと書かれていて、南部家が有力大名を介して豊臣政権とつながっていったことがわかる。また、秀吉から信直への礼状では、権威の象徴とされたタカを何度も贈ったことへの感謝が述べられ、信直が北東北特産のタカを活用して秀吉との関係を深めたことがわかる。この企画展は7月20日まで。
