きのう、米国テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞授賞式が行われ、「SHOGUN 将軍」で主演を務めた真田広之さんが主演男優賞を受賞した。エミー賞で日本人が選ばれるのは初めて。さらに最高賞である作品賞にも選ばれ、監督賞、脚本賞など過去最多の18冠を獲得した。「SHOGUN 将軍」は関ヶ原の戦い前夜を舞台に、徳川家康と家康に仕えた英国人航海士をモデルに戦国の陰謀渦巻く争いを描く物語。セリフの7割が日本語。真田さんが渡米して20年、当時は言葉の壁に苦悩し、オーディションを受ける日々だったという。努力を重ね、ついにハリウッド制作のドラマに主演。初のプロデューサーになった。作品を作るにあたり真田さんにはどうしても譲れないこだわりがあった。衣装や小道具、所作など細部にまでこだわりリアルな日本を描いた理由は、海外作品での日本の描かれ方がどこかおかしいからだという。「SHOGUN 将軍」はすでに続編の制作が決まっている。