止まらない米の高騰。きのう農林水産省が発表した備蓄米21万トンの放出。3月半ばには入札した業者へ引き渡す予定で価格高騰を抑制するための緊急措置となる。政府が契約する備蓄米の管理会社を取材。コメの袋がずらり。倉庫会社の社長は「建物全体で2万トンくらい保管している」。 政府は毎年20万トンほど買い入れ、5年間保管している。備蓄米の放出によって高止まりは解消されるのか?五ツ星お米マイスター・西島豊造氏は「価格は下がるだろうが、タイムラグか産地、地域で違いがある」などと話した。今回放出の備蓄米は去年、生産のコメが中心。おととしのコメも加えられる。味は?玄米で保管しているのがポイント。西島氏は「玄米でも常温だと劣化が進むが、低温倉庫で完全管理されている。気にするほど劣化は進んでいない」という。今回放出する備蓄米は3月末から4月にかけて店頭に並ぶ見通し。