各々優先順位の異なる物件選び。今人気となっているのが”激セマ物件”。激セマ物件を専門にしている会社は入居率99%。目黒区の男性の部屋の広さは約9平方メートルで6畳。居住スペースだけだと約3畳しかない。しかし、ワンルームながらロフト付きで、シャワールームとトイレは別。小さいキッチンも付いていた。ロフトは物置きとして利用し、リビングの半分を占めるソファーベッドで寝ている。冷蔵庫も洗濯機もなるべく小さいものを購入。物を置くスペースも縦方向に確保している。利点は狭いため空調の効きがいいこと。一方でトイレは幅が狭く座るとドアが閉められない。最寄り駅から徒歩7分、家賃は7万9500円、築浅で綺麗なことが大きな決め手だったそう。激セマ物件は女性にも人気で、江戸川区に住む学生の女性。最寄り駅から徒歩7分、家賃は5万500円。ワンルームのロフト付きで広さは約11平方メートル。居住は約3畳。そのためロフトに布団を敷き、下の居住スペースを確保。さらに広さを保つため収納に工夫が。冷蔵庫にはタオルやティッシュペーパーなどを磁石で固定。あらゆるところに突っ張り棒を駆使するなど空間を上手く活用していた。担当者は「若者を応援したいという思いで、通勤・通学に便利な場所にあり、家賃も2~3万ほど安く住むことができる。通学に使っていた時間や家賃にかけていたお金を将来の自分に投資して大きく羽ばたいていってほしいと思っている」と話した。