千葉県木更津市では竜巻とみられる突風が発生。地上から砂ぼこりが巻き上げられていた。撮影した人によると、竜巻とみられる突風が発生したのはわずか5~6分で撮影者に被害はなかったとのこと。三鷹市でもゲリラ雷雨に見舞われた。午後3時過ぎの戸越銀座商店街は道路が冠水し、水が大量に地下の店舗へ流れ込んでいた。15分後には水が引き通行人の姿が増えていたが冠水で故障したのか火災警報器が鳴り響いていた。ゲリラ雷雨はお台場でも。激しい雨で傘が壊れてしまう人も。フジテレビの目の前でも商業施設の屋根の避雷針に稲光が。午後2時半頃の浅草では雨を避けるために雷門の下に逃げ込む多くの人の姿があった。神奈川県では横浜市や川崎市で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。川崎市では道路が冠水し路肩に避難する車も。午後3時ごろには品川区の立会川が氾濫、濁流が国道に流れ出したとみられ水が交差点付近に集まっていた。大田区の南馬込も道路が冠水し歩道と道路の境目が分からなくなった。世田谷区の谷沢川が氾濫し消防とみられるヘルメットをかぶった隊員が水位を確認していた。世田谷区付近では午後2時半までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。谷沢川は約1時間ほどで2m以上水位が上がって氾濫していた。東京都は谷沢川について、午後2時22分に丸山橋で氾濫が発生、午後2時31分には矢川橋でも氾濫が発生と発表している。いずれも約30分で氾濫危険水位まで上昇した。世田谷区は自主的に避難する住民に向け避難場所を開設した。都心を流れる目黒川でも午後2時45分、気象庁は氾濫危険情報を発表した。目黒区の自由が丘では冠水の影響で地下の学習塾などが浸水した。自由が丘では半地下にある飲食店にも雨水が流れ込み客が一時閉じ込められたが脱出したという。また近くのヘッドスパサロンでも地下に水が流れ込んで一時経営者ら2人が閉じ込められた。交通も大幅に乱れ、東海道新幹線は大雨の影響で午後3時前から一部区間で運転を見合わせたが現在は運行を再開している。JR東海道線は大雨の影響で東京-熱海間の上下線で全線が運転見合わせ。