第171回芥川賞・直木賞の選考会が行われ、受賞作が先ほど発表された。純文学の中短編作品に贈られる芥川賞を受賞したのは朝比奈秋の「サンショウウオの四十九日」と松永K三蔵の「バリ山行」。「サンショウウオの四十九日」は体は1つなのに意識と人格は2つある結合双生児の姉妹の生活を描いた物語。そしてもう1作品の「バリ山行」は会社員の主人公がルートを外れる危険度の高い登山バリに出会い、登山と仕事を重ね人生に向き合っていく物語。一方、大衆文学作品に贈られる直木賞は一穂ミチの「ツミデミック」が選ばれた。芥川賞・直木賞の贈呈式は8月下旬に都内で行われる予定。