春成秀爾氏は考古学界の重鎮で、直良信夫を生涯の師と仰ぐ。中学時代、直良の描いたスケッチに感嘆し、文通を交わすこととなった。その直良から下顎骨を発見したと知らされた。直良は骨を夜見ヶ浜人と命名し、旧石器時代のものと発表。だが、学界の反応は冷ややかで、下顎骨自体も行方不明となった。2024年4月、長崎潤一教授が段ボール箱を整理していたところ、下顎骨を再発見。長年にわたって探し続けてきた郷土史家の根平氏は知らせを受け興奮のあまり、妻の美保子さんとハグをしたという。
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