俳優の真田広之が主演、プロデューサーを務めたドラマ「SHOGUN 将軍」がエミー賞で日本人初の主演男優賞や主演女優賞など史上最多18冠の快挙を成し遂げた。作品は戦国武将たちが権力争いをくぐり抜け、天下統一を目指す物語。主演男優賞を日本人が獲得するのは史上初。作品はアメリカで制作されたにもかかわらず徹底的にリアルな日本描写にこだわった。全体の7割が日本語で語られ、英語の字幕が付けられている。そのリアリティーさを追求したのがプロデューサーとしても参加していた真田広之。受賞に際し「これまで時代劇を継承して支えてきて下さった全ての方々、そして監督や諸先生方に心より御礼申し上げます」と挨拶。日本の文化や所作を外国人の俳優やスタッフに理解してもらうために入念な準備と説明を行ったという。制作の裏側を知る人物を取材。900ページに渡る日本の歴史や日本の精神をまとめたマニュアルを作成していたという。