任期満了に伴う東京都知事選挙はきょう、告示される。立候補を表明している4人がきのう、少子化対策などを巡って論戦を繰り広げた。小池百合子氏は「重要なのは母の数を、お母さんの数を減らしてはいけない。若い女性の健康を守ったり、卵子の凍結、今回、無痛分娩ということにも取り組んでいこうと思っております」、蓮舫氏は「未来に希望が持てない、だったら今から10年かけてでも、今の子どもたちが社会に巣立つ時に、不安と負担のない東京都をつくることが長い目でみた少子化対策だと、私は思っています」、元航空幕僚長・田母神俊雄氏は「若者については都民税を半額にするとか、抜本的な経済支援をするということで、所得を増やしてあげることが大事かなと思っています」、安芸高田市前市長・石丸伸二氏は「未婚者をどう婚姻に結びつけていくか、都市部だけでは解決ができないと考えています。つまり、都市への集中、過密が大きな背景になっていますので、そこへの取り組み、視点というものが欠かせない」と述べた。また、実現を目指す政策を問われると、石丸氏は「政治屋の一掃」、小池氏は「首都防衛」、蓮舫氏は「若者の手取りを増やす」、田母神氏は「結果を出す政治」と、それぞれ訴えた。東京都知事選では、小池知事の2期8年の実績の評価のほか、子育て支援、災害対策、明治神宮外苑の再開発の是非などが争点となる見通し。都知事選には50人以上が立候補を表明していて、きょう告示され、来月7日に投開票が行われる。