総理大臣官邸で午前9時過ぎから開かれた閣議で閣僚の辞表が取りまとめられ、岸田内閣は総辞職した。菅内閣を引き継ぎ2021年10月に発足した岸田政権は、およそ3年で幕を閉じた。国会では午後、衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われ、自民党の石破総裁が総理大臣に選出される運び。石破総裁は総理大臣官邸で公明党の石井代表と党首会談を行ったうえで組閣本部を設置して閣僚人事を行い、官房長官が閣僚名簿を発表する。そして皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、夜には石破内閣が正式に発足する。石破総裁は総理大臣就任にあたって記者会見を行い、閣僚人事のねらいや今後の政権運営などについて自らの考えを明らかにしたあと、初閣議に臨むことにしている。