いよいよきょう、高校サッカー決勝戦が行われ、そのカードが決定した。第103回全国高校サッカー選手権大会・準決勝の第1試合は、今大会4ゴールのオノノジュ慶吏(3年)擁する群馬代表・前橋育英と、県大会から7試合無失点の福岡代表・東福岡の一戦。東福岡は前半11分、右サイドからのクロスをエースの伊波樹生(3年)が合わせて先制する。前半、シュート0本に終わった前橋育英はハーフタイムに、キャプテン・石井陽(3年)が「こんなんじゃ終われないからね!もう1個戦って、もう1個走って、絶対、勝ちましょう!さあ噛みついていきましょう」と、チームに気合いを入れる。すると、“タイガー軍団”前橋育英は後半3分、佐藤耕太(3年)が同点ゴールを決める。東福岡は今大会、初失点を喫する。さらに、前橋育英は後半9分、オノノジュ慶吏(3年)からのパスを佐藤耕太(3年)が、この日2点目となるゴールを決めて逆転。そして、前橋育英は後半13分、途中出場の白井誠也(2年、身長161cm)が驚異のドリブル突破からゴールを決めて追加点。東福岡を破った前橋育英が、7大会ぶり2度目の日本一に王手をかけた。試合結果は、前橋育英3−1東福岡。