石垣市で自動運転技術を使ったEV(電気自動車)のバスの実証実験がきょうから始まるのを前に出発式が開かれた。バス運転手の不足や高齢化が課題となる中、石垣市は市民や観光客の利用を想定して自動運転技術を使ったEVバスの導入を検討していて、きょうから実証実験を行う。これを前にきのうは石垣港で中山市長などが出席して出発式が開かれた。式典のあと出席者たちは石垣港離島ターミナルから南ぬ浜町緑地公園までの往復およそ3.5キロの区間で乗車を体験した。このバスは乗客の定員が8人、時速は20キロ未満で、信号を通過するときや駐停車中の車両を追い越すときなどを除いて自動で走行する。きょうから今月16日までの5日間行われる実証実験では、午前9時から午後4時過ぎまで昼の充電時間を除き一時間に1本石垣港離島ターミナルと石垣港新港地区旅客船ターミナルの間を運行する予定。予約は不要で席に空きがあれば無料で乗車することができる。
住所: 沖縄県石垣市