去年10月に北海道で1例目が報告されてから、きのうまでに14道県で40例、約705万羽が殺処分の対象になった。発生件数が過去最多となった2022年度シーズンは19事例、今年は24事例。急増のワケについて東京農業大学・信岡誠治教授は「養鶏場・鶏多い場所で発生したこと、感染報告の遅れが原因」とした。2年前に廃業した養鶏場もあるという。「たまごの卸売価格(JA全農たまごによる)」2023年4、5月:350円(エッグショックと言われた)、去年1月:180円、去年12月:290円。「10個入りパック価格(スーパーイズミによる」エッグショック338円→きのう295円→来週300円か。おととし視聴者が撮影した写真では、棚にたまごが1つもない状態。おととし6月に取材した1日1000個以上、たまごを使う東京・荒川区のスイーツ店「マミーズアンスリール」・小松麻莉子さんは「人気のレモンパイを休止」と述べていた。石屋製菓では、たまご不足で[白い恋人]などの生産を一時縮小。シウマイが名物の崎陽軒でも弁当に入っているたまご焼きをレンコン煮やシイタケ煮などに変更。齋藤教授は「たまごは日常的にあるものだと思っている。立ち食いそば行ったら必ずたまごを頼む。普段が安いのに生産者ががんばっているというのもある」などと述べた。卵の価格について、東京農業大学・信岡誠治教授は「2月中旬ごろ、1kgの卸売価格が300円を超える可能性があるが、買い占めをすると更なるパニックになるため、必要な分を買うよう心がけを」としている。