2025年6月5日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【デザインで売り上げ増!おむすび・おはぎ・ビールまで】

出演者
村上龍 小池栄子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 120ブランドに関わり業界に新風!
おむすぶ&おはぎで勝負!売り上げ2割りアップの秘密

札幌市のサザエ食品は北海道内に60店舗を展開する。看板商品はおむすびでオリジナルレシピを包み込む。中でもえび天が人気。秘伝のタレが染み込んだ元祖えび天おむすびはサザエ食品の秘伝のタレを使った一番人気の商品。さらに更に昔ながらのおはぎも人気。以前の店舗は昭和な雰囲気だったが現在はリニューアルし明るく変身した。決断したのは社長の石水創さん。1957年に創業したこの店は去年11月にブランドイメージを刷新するリブランディングへ。ロゴは小豆糸だったが活気のある赤色に、パッケージのデザインはスッキリしたイメージに。その他にもビニール袋からテープにまでお客の目にとめるものすべてを変えた。成果は上々で幅広い世代へのアピールに成功し、家族連れと若い客が増えて売り上げ2割アップ。その仕掛け人はエイトブランディングデザインの代表西澤明洋。エイトブランディングデザインは依頼主のブランドイメージを変えるブランディングデザイングを行う会社。

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北海道土産の定番が変わる!? 10箱まとめ買いの客も⋯

現在西澤が腕を振るう相手は北海道を代表する菓子メーカー。土産の定番白い恋人のテーマパークは、工場見学や自分だけの白い恋人も作れる体験コーナーも。しかしリブランディングして攻勢に出ようとしている石屋製菓。その本社には西澤の姿が。来年12月に発売50周年のタイミングで白い恋人のロゴ変更を検討中。そこで西澤に白羽の矢が立った。これまで西澤はヤマサ醤油やキリンの生茶、ユースキンなどのリブランディングに成功。

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チェーン店なのに何かが違う 独自ルールの“店づくり”

自由が丘で評判のカフェのナナズグリーンティーは和の飲料が人気。

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nana’s green tea 自由が丘店目黒区(東京)

ナナズグリーンティは国内に68店舗、海外に13店舗あるという。西澤はこのカフェをリブランディング。コンセプトとしてまずロゴを一新。お茶を立てるときに茶筅をイメージ。メニュー表は抹茶の緑が際立つようにバックを黒に。ここまでなら普通のデザイナーの仕事だがさらに経営に踏み込んだ仕事には、経営などにまで入り込む。その中でフランチャイズ展開する際のルールも考えた、ロゴなどは全店統一するがカップのデザインやインテリアは店にあわせて変えてもいいことにした。レースで茶室のわびさびをイメージした店やキッズスペースも。80店舗以上の店舗コンセプトを監修した。

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nana’s green tea 自由が丘店エイトブランディングデザインナナズグリーンティー イクスピアリ店七葉浦安市(千葉)
「神社」が生まれ変わった!?参拝客が増えたワケは⋯

群馬県前橋市には安産子育てにご利益のある産泰神社がる。社殿は江戸時代に建てられた由緒ある神社。しかし境内は今風の雰囲気。安産祈願の抜けびしゃくというものがあり、これは底が抜けたひしゃくで水をすくう安産を願う風習。街から外れた安産の神社だがその以前のホームページは安産祈願の七五三などの謳っていたが今は、泰らかに産み、育てるとし、西澤が安産に絞ってデザインしなおしたところ閲覧数は10倍に。依頼した神社の鯉登さん。少子化の影響から参拝客が減少していく中で今手を打たねばとリブランディングにかけた。このリブランディングでは思い切った変更には由緒ある社紋を変更した事。西澤が新社門を変更したがターゲットの妊婦の方をむき、丸みを帯びた柔かなイメージにした。さらにお守りは他の神社でも買えるものしかおいてなかったが、安産祈願に特化したおりじなるのお守りを作った。このリブランディングの結果参拝客が増加し収入が2割増加。安産という強みに特化し、一点突破で成功に導いた。

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前橋市(群馬)産泰神社
売り上げ増につながったデザイン 30プロジェクトが同時進行

エイトブランディングデザインの西澤はロゴだけでなくウェブサイトや広告のデザインも行い、コミュニケーションを通してほかとは違うように伝えていくという。また一般的なデザイナーがスケッチがうまくなるなどのそのようなスキルから入っていくが、自分たちがすることは実際の形を作るデザインの手を動かして行うが経営者と伴奏していこうと思うと、経営に対する知識も身につけて議論できるようにならないと行けないと答えた。そこで今回は実際にリブランディングしたサザエ食品のデザイン画を持参してきたという、サザエ食品は長い歴史の中で商品が増えて強みがぼやけていたという。そこで原点のおはぎやおむすびに集中していこうとロゴデザインをたくさん考えたという。店内で手作りをしているためにそれを表しているものなどがあったが最終的におはぎとおむすびをイメージしたデザインになったという。あらゆるものをリブランディングいたというが、その期間について西澤は戦略から伴走すると2年と答えた。また同時進行で20~30件は動いていると答えた 。

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エイトブランディングデザインサザエ食品
COEDOビール“復活秘話”すべてを変えた!大胆な決断

東京・港区にあるエイトブランディングデザインの本社。出社してきた西澤がまず始めたのは常に抱えている30件ほどの案件には、それぞれ担当デザイナーがいる。西澤は毎日2時間かけてそれぞれの進捗をチェックし地道に仕事を進めているという。多忙な西澤はオフィスに大量の黒い服を用意していたが服を毎日選ぶのがめんどくさいという。滋賀県で生まれ育った西澤は野山や、琵琶湖で遊び回る活発な子供だったという。高校を卒業すると京都の大学に進学し建築を専攻。その後東芝に入社したが2年で退社し独立。その後裸一貫で臨んだ仕事が埼玉県にあるビアバー。ビールの醸造所が店内にあり、出来上がったビールがその場で飲むことができるという。ビールは日本のクラフトビールの先駆けとなったCOEDOビール6種の味があり、スーパーで売られるほど人気の商品。このビールが西澤お出発店。以前は地ビールの一つの小江戸ビールとして発売されていた。しかし地ビールブームが終焉を迎えビール事業も赤字になってしまった。なんとか立て直そうと動いたのは社長の朝霧さん。西澤はツテで社長と出会い、仕事にとりかかる。朝霧社長の考えをベースに、お土産用の地ビールから脱却し、職員がこだわって作るクラフトビールを全面に打ち出すリブランディングを行った。

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COEDO BREWERY THE RESTAURANTCOEDOビールThe ハウスエールエイトブランディングデザインコエドブルワリー京都工芸繊維大学川越市(埼玉)東芝港区(東京)
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COEDOビール“復活秘話”すべてを変えた!大胆な決断

西澤は独立後に手掛けた仕事は赤字に転落していた地ビールの小江戸ビールのリブランディング。その時に依頼主の朝霧社長が決断にこれまで販売してきた地ビールのラインナップを廃止してしまった。この決断に製造現場の職人も困惑。しかし社長の決意は揺るがず、この経営者の覚悟を間近で見た西澤も腹を決め、仕事にあたる。世界で打って行こうと言う思いから6種のビールのラベルには日本の伝統色に。また瓶の形も当時珍しかった形にし新しさをアピール。こうしたやり方で、土産の地ビールだった小江戸ビールを世界で評価されるクラフトビールに生まれ変わらせた。

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COEDO BREWERY THE RESTAURANTCOEDOビールCOEDOビール 瑠璃-Ruri-COEDO紅赤-Beniaka-エイトブランディングデザインコエドブルワリー川越市(埼玉)

西澤は大学卒業後に東芝に入社したが2年で独立。その決断に自分でやったほうが早いと感じたという。大きい仕事がやりたいというよりは、小さくてもまるっと仕事をしてみたいと答えた。またCOEDOビールはもともと日本で地ビールを先駆けで行っていたがブームが下火になったときに立て直しをはかっていたという。自身はビールの内容や世界観を一緒に味わってもらいたいとネーミングを付け直し、ラベルの色をあわせたという。商品をブランディングする際には企業が何を伝えたいのか何を強みに持っているかのほうが大事だと答えた。

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COEDOビールエイトブランディングデザイン東芝
医療の現場にも変化が⋯「おしゃれな感じだな」

群馬県前橋市石原総合歯科医院でも西澤が関わったものがある。

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前橋市(群馬)石原総合歯科医院
テレ東BIZ、U-NEXT

テレ東BIZ、U-NEXTで配信のお知らせ。

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医療の現場にも変化が⋯「おしゃれな感じだな」

群馬県前橋市石原総合歯科医院では治療器具は洗浄と滅菌を行い繰り返し行っている。そこで取り出したのはカラフルなもの。専用の紙を仕込んで滅菌する機械へ。これは一緒にいれた器具がちゃんと滅菌できたかどうかを判定する製品。中に仕込んだ紙が反応し、滅菌状況がわかるように。こうした主にバックヤードで使う商品を西澤は一つにまとめてSALWAYと名付けブランド化。西澤は今まで製品ごとに作っていたカタログをブランドとして一冊のカタログへ。さらにHPにもSALWAYのカテゴリーをつけてリニューアル。商品の特徴がわかりやすくなえい受注数4倍の製品も。この効果を強く実感しているのがSALWAYを販売する名優の社員。全国の病院をまわっている営業スタッフだが、SALWAY のリブランディング以降はカタログやHPのおかげで営業がしやすくなったという。

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SALWAYエイトブランディングデザイン前橋市(群馬)名優石原総合歯科医院西新井病院足立区(東京)
多くの企業から頼られる男に 村上龍が突っ込んだ!

西澤はブランディングで日本は元気になるか?について現状いい商品なのに売れてなかったり元気がなかったりする場所があり、コミュニケーションがヘタな企業にブランディングデザインでサポートして会社を元気にすれば最終的に日本が元気になる一助になると思っていると答えた。

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エイトブランディングデザイン
(エンディング)
先行き不透明な時代 サバイバルに必要なことは⋯

西澤は先行き不透明なこの時代にサバイバルに必要なことは、誰かを蹴落として総取りするのではなく強みとしているところを耕し、みんな仲良くできる共存共栄できる社会ができると思ってデザインをしていると答えた。

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エイトブランディングデザイン
編集後記

村上は今日の総括にブランディングデザインとは最初わかりづらかったのだが、西澤さんと話していて、具体的なものが見えるようになり、これかなと推測できた。独立してから、営業をいっさい行わず、クラフトビール「COEDO」のデザインをはじめた。COEDOが、ブランディングなのだ。ロゴの、細かいポイント、全体邸なイメージがそれを物語る。独立には高い壁があると言う。「最大の壁は、資金かも知れないが、成功したデザイナーをベンチマークすること、何でも聞けるメンターを持つこと」これがブランディングかも知れない。とした。

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COEDOビール
次回予告

カンブリア宮殿の番組宣伝。

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