茨城県石岡市にある不法投棄された廃棄物の山。茨城県によると、4年前の秋ごろから複数の業者による不法投棄が始まり、廃棄されている物の多くは電線の保護被覆や、エアコンを砕いた廃プラスチック類だという。有害物質が流出する危険はないというが、近隣住民からは「崩れる恐れがあり危ない」として撤去を求める声が上がっている。県は業者に対し廃棄物を撤去するよう指導を重ねてきたが、ことし3月までに撤去されたのは全体の約2割。そこで茨城県は今月中にも行政代執行による廃棄物の強制撤去を行う方針を固めた。撤去にかかる費用は約3億円。茨城県では過去最大規模の行政代執行となる。