石川県・珠洲市にある正院小学校のグランドに完成したのは2~3人用の2DKの住宅が32戸、6~8人用の4LDKの住宅が8戸で、部屋には台所や浴室、トイレ、エアコンなどが設置されている。また寒さ対策として床や壁、天井に断熱材が使用され、ガラス窓は3層構造になっているという。きのう午後、県の担当者による設備の最終確認が行われ、珠洲市の担当者に鍵が渡された。入居対象者にはあす説明会が行われ、あさってから入居が始まる。珠洲市では1393人が今も避難所で生活しているほか、倒壊の危険性がある家に住み続けている人や車中泊を続けている人がいるのが現状。仮設住宅への申込みは一昨日までに1649件あったが、着工が始まったのは456戸にとどまっていて、県は市と連携し土地を確保し、仮設住宅の建設を急ぐとしている。