石川真生写真展「私に何ができるか」が東京オペラシティで24日まで開催中。港で働く男たちなど石川さんが50年に渡り撮影してきた写真から約170点が展示されている。沖縄で生まれ育った石川さんは、本土復帰を果たした1970年代に青春時代を過ごし、変わっていく沖縄を記録したいと写真化になり、一貫して沖縄で生きる人達にカメラを向けてきた。石川さんの取材は、相手の懐に深く入り込むのが特徴。22歳のとき、アメリカ兵を撮りたい思いで基地近くで働き始め、兵士と恋に落ちて彼らの写真を撮るようになった。石川さんは70歳になった。これまで3度がん手術を行ったこともあり、体力が落ちてきたが、制作意欲は落ちていない。いまは石垣島の取材に力を入れている。石川さんは、沖縄の写真を死ぬまで撮り続けることにしている。