バレーボール女子日本代表がパリ五輪出場をかけた最後の戦い「ネーションズリーグ」も、残り4試合となった。今大会、ここまで6勝2敗で世界ランキング6位の女子日本代表は現在アジアでは最上位。さらにすでにパリオリンピック出場を決めている国を除くと上から2番目なので出場権獲得を射程に捉えている状況。きのうは世界ランキング38位の韓国と対戦した。格下の韓国にストレート負けしてしまうとポイントが大幅にマイナスになるため、日本がパリ五輪の出場権を獲得するためには負けられない一戦。日本は第1セット、ブロックが冴えわたり、韓国のアタックを次々とシャットアウトして第1セットを奪う。続く第2セットでは、男子日本代表・石川祐希の妹・石川真佑(24歳)が躍動。強烈な速いアタックで得点し、日本に勢いをもたらす。すると今度は、リベロの福留慧美(26歳)がファインレシーブすると、このボールをつないで最後は日本が得点。第2セットも奪った日本は、キャプテン・古賀紗理那(28歳)が「バタバタしないでいこう」と選手たちに声をかける。日本は、第3セットでも相手のボールを拾って、つないで、キャプテンでエースの古賀紗理那が強烈なアタック。攻守で韓国を圧倒した日本がストレート勝ちで、パリ五輪へ、また一歩前進した。日本3−0韓国。