- 出演者
- 赤星憲広 上田晋也(くりぃむしちゅー) 亀梨和也 伊藤遼 大町怜央 田辺大智 忽滑谷こころ
オープニング映像。
ブライトンの三笘薫は、11試合を残し、すでに7ゴールをあげている。槙野が注目したのは、体幹。DF1枚剥がした後の踏ん張りなど、どんな体勢でも次なるプレーを出せるブレない体幹がすごいとし、陸上のトレーニングも取り入れ、走りのフォームなどがしっかりしているという。柿谷は、持久力に注目。90分間通して最後のところでブレないのは、筋肉的な持久力があるからだという。三笘薫は今季、相手陣内でボールを前進させるプログレッシブ・キャリーで、プレミアリーグ2位を記録。
三笘薫のリーグ戦全7ゴールから、ベスト3を選出。槙野と柿谷がDF・FW目線でそれぞれ解析。第3位は、菅原と日本代表対決となったサウサンプトン戦で、バウンドに合わせたヘディングシュート。槙野は、DFからすると、マークのつき方は難しいなどとし、柿谷は、タイミングの難しいシュート、オールラウンダーなストライカーの部分が出ているなどと話した。
三笘薫最高ゴール2位は、先月のチェルシー戦で、芸術的な神トラップと報じられたスーパーゴール。槙野は、トラップからシュートの流れにムダがないとし、柿谷は、トラップした後、右にスペースがあることをわかりながらプレーしている、まっすぐにトラップすることで、DFも止まり、三笘薫は触った後の次のタッチで右に行けるなどと話した。
三笘薫最高ゴール1位は、先月のサウサンプトン戦で、約40メートルを独走して決めたループシュート。ポイントは、パスをもらう前の反転。柿谷は、走り出した時点でゴールは頭にあった、自分はこのプレーに関与しないと見せかけるところから駆け引きは始まっているなどとし、槙野は、普通にパスを受けるという状態なら、前に入ったDFは対応できるなどと話した。
ブライトンの三笘薫はフラム戦に出場。味方のパスを押し込んだがオフサイドと判定される様子も見られたが、積極的な守備で2-1での勝利に貢献。ブライトンは44年ぶりの4連勝であり、CL出場に向けてマンチェスター・シティを勝ち点1で追う展開となっている。
ドジャースの大谷翔平はキャッチボールや壁当てなど軽めの練習にとどめているが、ボールをファンにプレゼントする様子も見せた。ホワイトソックスとのOP戦では2つの三振を奪われるなど無安打に終わった。来週は巨人とのプレシーズンゲームが行われるが、ここではグラスノーが登板する予定であり、そのグラスノーは3回6奪三振1失点という結果だった。試合はホワイトソックス5-2ドジャース。
オープン戦・カブス9−8マリナーズ。カブス・鈴木誠也がオープン戦9試合目で待望の第1号。直近5試合での打率は3割8分5厘と好調をキープ。
今週、ドジャース・大谷の走塁にある変化が。先月のキャンプではスライディングするときの左手を胸の前に置いていたが今週は左手を腰の後ろに回す形に変更。
- キーワード
- ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平
上田さんは三笘の活躍について、スーパーゴールに順位をつけるのは難しいのではないかと振り返った。大谷の新たなスライディングフォームについて、赤星さんは試合に出続けることが重要なので試行錯誤していると紹介した。
オープン戦・巨人8−2阪神(甲子園球場)。この日、オープン戦最長となる3回を投げ1失点とした巨人・田中将大。次回は16日のカブス戦に登板予定。
オープン戦・ヤクルト4−0広島(マツダスタジアム)。新助っ人のヤクルト・バウマンは去年、メジャーリーグマーリンズに所属。武器のナックルカーブを打たれドジャース・大谷に50本目のホームランを許していた。きょうはそのナックルカーブで鋭く落とし広島・堂林から三振を奪うと続く矢野も正確なコントロールで三振を奪うなど開幕へ好調キープ。
オープン戦・日本ハム1−0中日(エスコンフィールド)。日本ハム・伊藤大海は新球種のキックチェンジなどの切れ味を確かめる様子が見られ、ストレートの制球力を武器に3回6奪三振無被安打としている。
8年前にロングスローを見せた青森山田高校の郷家友太。現在25歳の郷家はベガルタ仙台でプレー。郷家を小学5年生の時に襲ったのが2011年の東日本大震災。郷家が住んでいた地域も震災の大きな被害を受けた。見慣れた街並みから一変した日常。そんな中、郷家の人生を変えたある試合が。震災から1か月後、亀梨も宮城を訪れた。南三陸町の被害の大きさを物語る防災対策庁舎。現在は復興祈念公園の中でシンボルとして残されている。郷家が生まれ育った宮城県多賀城市も震災直後は津波で流された車や瓦礫が散乱していたが、少しずつ日常を取り戻していった。その多賀城市で郷家は小学生の頃からベガルタ仙台のジュニアチームでプレー。あの日の記憶は今も鮮明に残っている。郷家が憧れたベガルタのスタジアムは激しく崩れ、茨城の鹿島も芝生にゆがみが発生する被害。東京・味の素スタジアムは避難所として開放された。震災直後、プロ野球をはじめ、スポーツイベントは中止に。そんな中、あるニュースが届けられた。震災から僅か18日後、日本代表とJリーグ選抜のチャリティーマッチが開催された。日本を代表する選手たちが復興のために立ち上がった。被災地、岩手出身の小笠原満男はチャリティーマッチに向けた会見中、テレビのない避難所が多い現状を訴えた。地元テレビ局の協力で避難所にはテレビが設置された。被災地周辺は節電が必要なため、会場は電力不足や交通機関の影響がない大阪の長居スタジアム(現:ヤンマースタジアム長居)。郷家も家族全員で観戦。郷家は「どこのチャンネルも震災のことばかりだった。震災のことを少しでも忘れられた。こんなにも人を笑顔にできるスポーツなんだなと改めて感じていた」と振り返る。Jリーグの各チームが全国で支援活動。復興に向けサッカー界が一丸となった。そして震災から1か月半、Jリーグが再開。郷家には忘れられない試合があった。本拠地が被災したベガルタ仙台。神奈川での川崎フロンターレとの試合。神奈川にも関わらず、多くのベガルタサポーターが会場に。横断幕には「全ての仲間にありがとう。故郷を取り戻すまで俺達は負けない!」と強い決意が。地元・宮城でもテレビの前で勝利を願うサポーター。選手とサポーター、宮城が心を一つにして迎えた試合。前半37分、川崎が先制ゴール。それでもベガルタは後半28分、太田吉彰が足をつりながらも執念の同点ゴール。このゴールを郷家も目に焼き付けた。さらに後半42分、鎌田次郎が土壇場で逆転ゴール。ベガルタ仙台が震災後の初試合で勝利した。震災から3か月後、郷家がいたのは宮城県大会決勝のピッチ。サッカーができる喜びを取り戻した郷家はキャプテンとして全国大会出場に導いた。あれから14年、郷家はベガルタ仙台のキャプテンに。郷家のゴールで7年ぶりの開幕戦勝利。14年前、サッカーで勇気をもらった少年は、地元・宮城に勇気を与えるサッカー選手に。「(震災)当時の選手もそうですし、宮城県民も諦めた人は全然いない。忘れてしまうかもしれないけど、(震災のことを)話すというのが一番伝わると思うので、サッカーをやりながら伝えていきたい」と話した。
郷家友太選手について。上田さんは「今度は自分のプレーで誰かを勇気づけたいと思える気持ちは分かる気がする」などと話した。亀梨さんは「被災地を訪問するたびに逆に元気をもらえる」などと話した。
亀梨さんがメジャー10年目を迎える前田健太投手を取材。昨シーズンは勝利数・防御率ともに自己ワーストとなり、前田投手は「去年は泣きそうだった」などと話した。しかし今季のオープン戦ではメジャートップの奪三振数をマークし、完全復活の兆しを見せている。
前田健太投手は打者・大谷翔平選手について「全部すごい。前年に打てなかったコースを打てるように改善もしてきている」などと話した。
前田健太投手は今年でメジャー10年目を迎える。メジャーで長く活躍する極意について前田投手は「自分がこれだと思うものを信じる。またダメだと思ったら切り捨てることも大事」などと話した。前田投手はまず広島時代に使っていたチェンジアップを切り捨て、さらに2024年に投げていたスイーパーも切り捨てたという。前田投手は「スイーパーを追い求めすぎて良いスライダーを見失った。本来の自分のスライダーを見つめ直してみようと思った」などと話した。