東日本大震災から13年。宮城県石巻市雄勝町はかつて4000人もの人が暮らしていた町は住宅の8割が全壊、多くの命が失われた。命を守るために2016年に防潮堤建設が開始された。住民は高台に移転するか否かをせまられた。高台移転を選んだ佐藤美千代さん。夫は他界し今は一人暮らし。佐藤さんは孫や子どものために故郷は残しておきたいという。雄勝町を離れることを決めたのは災害公営住宅に住む山下さん。過疎化が進んでいた中での大災害で町の人口は震災前に比べて4分の1になった。雄勝町で被災した阿部晃成さんは町づくりの研究者として活動し、震災の経験を伝えている。