これから旬を迎えるカキに異変。猛暑の影響で価格が高騰。飲食店からは高くて仕入れられないとの声も聞かれた。東京・千代田区・かき小屋飛梅神田西口店・カキフライ、カキ飯を紹介。宮城県産カキが売りのかき小屋飛梅神田西口店・砂原文人店長は「むきガキが高い。仕入れもできない」と語った。頭を悩ませているのがカキの高騰。背景にあるのが猛暑によるカキの異変。宮城県では海水温が例年より2〜3℃高い状態が続き、カキの育ちが遅い。出荷解禁は例年の1か月遅れ。サイズも小ぶり。出荷量は5.1トンで去年の半分。入札額も10キロあたり約4万2000円と去年より約1万1000円高い。カキの生産量日本一の広島でも、生産量は去年の4割減になると予想。千葉・千葉市・石毛魚類千城台本店・山田昌央店長は「去年よりは高い」と語った。それでも売値は去年の同時期と同じにしているという。出荷解禁を遅らせたかいもあり、小ぶりながらも身の入りはよくなっているという。今シーズンは去年より70トンほど多い、920トンの生産を目指す。