異例の短期決戦となった衆議院選挙の投開票まで1週間。東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市を中心としたエリアの宮城4区では候補者が走り回る三つどもえの戦いになっている。火曜日の公示日、有権者と笑顔で握手をする自民党の森下千里氏。タレントから転身し5年前の衆院選で国政に初挑戦するも安住氏の牙城を崩せず、落選。その後、2年前の衆院選では比例代表で初当選を果たした。そして、今回は選挙戦の初日に高市早苗総裁が駆けつけ応援演説を行った。来る日も来る日も街頭に立ち続けた人呼んで「辻立ちクイーン」は今回も選挙カーを止めては短く演説。雪の中、繰り返し訴え、地道に支持層を広げてきた。一方、その頃、中道改革連合の共同幹事長も務める安住淳氏は公示日の午前中に地元で第一声を上げて以降北へ南へ、全国を駆け回っている。新党立ち上げのキーマンとして公明党側との調整に奔走した安住氏は元々、地元で絶大な強さを誇ってきた。30年前に初当選を果たしたあとは負けなしの10期連続当選中。しかし、今回は急きょ立ち上がった中道改革連合の候補としての選挙戦。新人のつもりで臨むと話す安住氏は、新人候補さながらに走り回っていた。そんな自民、中道の全議員に割って入るのが。参政党の新人候補、佐野誠氏。仙台市内の私立高校で英語教師だった佐野氏は教育者として4人の子どもの父親として次世代のためにと出馬に踏み切った。「やれることは全部やる」と寒空の下、朝早くから街頭に立つ佐野氏。車の流れに合わせて走り回り有権者へ向けてアピールする。子どもたちの未来のため時には夫婦で街頭に立つこともある。
