ニッスイのグループ会社「ニッスイサーモン」は、国内養殖サーモンの新ブランドを始動。国内に流通するサーモンの約8割は輸入。ニッスイサーモンは、2030年には国内での養殖サーモンの生産量を2.5倍の1万トンにまで拡大する計画だ。円安や輸送コスト上昇などの影響で、去年のサーモンの輸入価格は1kg1528円と、5年前に比べ6割上がっている。おととい、千葉市の鮮魚店に並んでいたのは、100g450円の国産サーモン。以前は9割がノルウェー産で、2月上旬には100g429円で販売していた。中東情勢緊迫の影響で価格が上昇し、国産サーモンの値段に追いついたという。現在、この店が扱う国産サーモンは、静岡で養殖されたもの。静岡県小山町の富士山の麓、東京ドーム1.2個分約5万7000平方メートルの敷地にある大規模養殖施設でアトランティックサーモンを育てている。ノルウェーに本社を置く企業が手掛け、施設全体で110万尾を養殖している。水流や水温など、すべて24時間コンピューターで管理している。職員が毎日水質を分析し、サーモンにストレスのかからない環境を整えている。ホテルでも提供されている。サーモンの養殖は現在、国内150ヶ所で行われていて、ことしの生産量は前年より1割ほど多い3万3000トンとなる見通し。鈴木憲和農水大臣は、陸上養殖は、日本が勝ちにいかなきゃいけない分野であり、成長戦略に入れて後押しをしていきたいなどとしている。販売の現場からは、競争が進んで価格が下がり、安く売れることを期待しているといった声が聞かれた。
住所: 千葉県千葉市若葉区千城台西2-13-1
