自民党総裁選まであと2日、今回の出馬を最後の戦いとした石破元幹事長。視察できょうは学童クラブを訪れ笑顔で記念撮影。小泉元環境大臣は支持集めに奔走。関係者によると昨日、麻生副総裁や自民党を離党したものの参議院安倍派の事実上のトップ世耕前参院幹事長ら有力者と相次いで会談。支援を求めたものとみられている。2日後に迫った自民党総裁選。自宅に届いた投票用紙を見せてくれたのは自民党員の水村義篤さん。応援する候補者はすでに決まっているといい投函。昨日までの投函が推奨されているため事実上、締め切りを迎えたことになる。こうした中、大事になってくるのが議員票。各候補があらゆる手で議員へ働きかけていて日中、報道陣の前に姿を見せなかった高市経済安保担当大臣。宿舎にこもって議員に対して電話で支持を呼びかけ、籠城電話作戦で議員支持の拡大に力を入れているという。自民党内で飛び交う暗号、5123→小泉、148→石破、378→高市は、自民党総裁選の決選投票に向けた作戦。総裁選は国会議員票と党員党友票。この過半数を獲得した人が当選となるが、誰も過半数を獲得した人がいなかった場合には上位2人での決選投票が行われる。その間、議員たちは会場の指定された席で待機しないといけないルールになっているので各陣営がどちらに投票するのか相談するチャンスがない。特に今回は候補者が乱立したこともあって接戦となっており誰が決選投票に残るか分からない状況。事前に投票先を絞れないということでみんな困っている。ある自民党議員はアプリでグループを作ってそこに暗号を使って誰に投票するのか送ることを検討している。今回の総裁選では脱派閥がテーマになっているので派閥などが指示を出すこと自体が批判を受ける可能性もあってより慎重になっているという面もあるよう。決選投票に残れなかった陣営などが最後、誰に投票するのか、まとまった形で投票をした候補者が当選すれば恩を売った形になるので、その後の人事などで有利に働くかもしれないし、その陣営のリーダーはキングメーカーとして今後、発言力を増せるかもという。無記名だが、過去には報道カメラに記入した投票用紙が映ったこともあった。また、投票用紙に記入する後ろ姿から腕の動きが、どういう書き順をたどったのかなど議員の間でもおのずと分かっていくもの。