自民党・石破総裁が、衆議院の解散総選挙を来月15日公示、27日投開票の日程で実施する方針を固めたことが党幹部への取材で分かった。石破総裁は就任後の記者会見で、衆議院の解散総選挙をなるべく早期に実施する意向を示していたが、党幹部らと協議し、来月15日公示、27日投開票の日程で実施する方針を固めた。石破総裁は総裁選期間中、解散総選挙の前に国民の判断材料として、与野党の論戦を行う必要性に言及。野党側からは国会論戦を求めて反発も予想される。自民党・石破総裁は新政権の発足に向け、党幹事長に森山総務会長、政調会長に小野寺元防衛大臣を、総務会長に鈴木財務大臣を起用する方針を固めた。閣僚人事は加藤勝信元官房長官を財務大臣に、福岡資麿参議院政審会長を厚生労働大臣に起用する方針を固めたほか、総裁選で石破総裁の選挙対策本部長を務めた岩屋元防衛大臣を要職で起用することを検討。石破総裁はあす召集される臨時国会で総理大臣の指名を受け、新しい内閣を発足させる見通し。