自民党の石破総裁は、新執行部を正式に発足させ、衆議院の解散総選挙を来月27日投開票の日程で実施する方針を表明した。衆院選は来月15日公示、27日投開票の日程で実施される見通し。石破総裁は総理大臣の指名を受ける前に解散時期を表明したことについて各自治体の選挙に向けた準備が必要なことを理由に挙げ「不適切とは考えていない」と説明した。また、総裁選挙の期間中には解散の前に与野党の論戦を行う必要性を訴えていたが、国会で党首討論や予算委員会を開き、国民に判断材料を示すか問われると「国会の判断に従う」と明言を避けた。選挙対策委員長に就任した小泉元環境大臣は「まずは目の前の衆院選に専念する」と意気込みを語った。野党側は国民に判断材料を示すべきだとして国会での十分な論戦を求めていて早期解散に反発している。