ルールを守るなど5つの守るを掲げて初めての所信表明演説に臨んだ石破総理大臣だが、約束を守れといったやじが入り乱れる荒れた幕開けとなった。演説では物価上昇を上回る賃上げを実現させるなどと語ったが、石破カラーはかなり抑えられていて総裁選出馬表明時に語っていたことと比べるとこだわっていた地方創生については交付金を当初予算ベースより倍増することを訴えたものの、徹底的に議論すべきとしていたいわゆる裏金議員の公認についてや、あるべきとしていた選択的夫婦別姓については言及せず、またゼロに近づけていく努力をするとしていた原発については活用する趣旨の発言をした。