石破総理大臣はきょう、衆議院を解散する。今月27日投開票の衆議院選挙に向けて、事実上の選挙戦がスタートする。石破総理は「国民の経済を守り、暮らしを守り、日本国の安全を守り、そして災害に対しても強い日本をつくっていく。それができるのは我々の政権であると、強い思いのもとに国民の皆様のご審判を受け、全力を尽くしてまいります」と述べた。石破総理はきょう午後、衆議院を解散する。総理就任から8日後の解散は戦後最短となる。衆議院選挙は今月15日公示、27日投開票の日程で行われる予定。石破総理は、解散の理由について「新内閣が発足し、国民の意思を確かめる必要があるため」と説明しているが、野党側は「国会での議論を逃げた党利党略による解散だ」と批判している。衆議院の解散に先立ち、国会では石破総理と野党各党党首との党首討論が開催される。通常より長い80分間、行われる予定で、立憲民主党は野田代表が質問に立つ。一方、石破総理は昨夜、いわゆる裏金議員の公認問題をめぐって自民党の森山幹事長らと協議し、これまで非公認となる見通しだった6人と合わせて、10人以上を非公認とする方針を確認した。自民党はきょう、選挙対策本部の会議を開き、正式にこうした方針を決定する。