衆議院予算委員会ではあす、自民党旧安倍派の会計責任者から参考人として聴取する予定だったが、本人が“公開の形は望まない”としていることを踏まえ与野党が対応を検討してきた。けさの理事会では、自民党が“会計責任者側から時間と場所も公開しないよう要望が出された”ことを報告し、与野党の協議が折り合わずいったん休憩となった。このため午前9時から集中審議が行われる予定だった予算委員会は、午前の審議が行われなかった。こうした中、自民党の坂本国会対策委員長は立憲民主党の笠国会対策委員長に“会計責任者側と連絡を取った結果、あす聴取に応じることは難しいという意向が示された”ことを伝え、聴取の延期を要請した。これに対し笠氏は“あす聴取を行えないのであれば、新年度予算案の採決までに実施するよう”求め、坂本氏は応じる考えを示した。これを受けて野党5党の国会対策委員長らが会談し、会計責任者への聴取にあたって条件をつけてくる場合には証人喚問の要求も検討することで一致した。