今週農水省がが発表したコメ5kgあたりの平均価格は前週プラス12円の4233円で17週連続で最高値を更新している。専門家は「備蓄米の出回りが遅れる中で一般銘柄米の価格が高くなっている状況。さらに流通や小売で不足感が続いている」と分析する。こうした中、売れ行き好調なのが韓国産の米。ベトナム産のジャポニカ米も人気。母の日のギフトでも米が人気だという。コメ高騰への対応について、石破首相は「スピード感と危機感を持って取り組む」と強調している。また、政府は毎週公表しているコメの平均価格をブロックごとに算出することを検討している。どの地域に行き届いていないのか、見える化する狙いがある。こうした中、自治体がコメ購入の支援をする動きが広がっている。福井市では18歳以下の子どもがいる全ての世帯に5000円分の支援券を配布することを決定。ひとり親世帯には3000円分を上乗せする。お米券の配布は茨城・日立市や青森・弘前市でも取り入れられているということ。