地方では出生数の低下に加え、若い世代の流出が深刻となっている。山本蓮さん(25)は地方を離れた女性など100人以上にインタビューすると、「やりがいを持って仕事に打ち込める環境が地方にはない」という声が多くを占めたという。そんな山本さんは石破総理との意見交換会に臨むことになった。地方創生を担当する山崎史郎内閣官房参与は経営者との歓談で、「田舎では会社が(女性を)働かせないより、親が働かせない」、「風土を変えていかない次に進まない」と聞き、瞠目した。国は公募で集まった68の自治体と連携しながら、若者、女性が働きがいを感じられる職場づくりを目指していくという。