政府は「骨太の方針」を閣議決定した。「副題は『今日より明日はよくなると実感できる社会へ』とした」と述べた石破首相。今年の「骨太の方針」は、賃上げを起点とした成長型経済の実現が柱。実質賃金を年間で1%程度上昇させることや、最低賃金を2020年代に全国平均1500円に引き上げるなどの目標が明記され、中小企業などに5年間で集中的に支援していくとしている。一方、プライマリーバランスについては黒字化の目標をこれまでの「2025年度」から「2025年度から2026年度を通じて可能な限り早期」と事実上後退させた。