あす迎える終戦の日、都内では戦争の記憶を次の世代に伝える催しに多くの人が訪れていた。政府はこれまで終戦の日にあわせ、総理談話という形で見解を示してきた。総理談話とは国の重要な事柄に関する総理の公式見解のことで、閣議決定して発表される。戦後についての総理談話を初めて閣議決定したのは1995年の村山政権。先の大戦をめぐり反省とおわびを表明した。それは戦後60年の談話でも引き継がれてきた。戦後70年の談話でも反省をおわびの気持ちは引き継いでいくと表明した。一方で歴史認識への終止符をうつ考えもにじませた。戦後80年の今年3月、石破総理は硫黄島を訪れた。